ヒーリング・サロン・ルオント朝霞のブログ

埼玉県朝霞市で、ヨガ、足つぼ整体、アーユルヴェーダオイルマッサージ、カフェをしています。

【クローン病】エンタイビオ2回目の投与

こんにちは。


心と体が健康で調和した暮らしをコンセプトに、健康で豊かに暮らすヒントを発信しています。


ヨガ、足もみ足つぼ整体、音叉セラピー、アーユルヴェーダで、自然治癒力を高め心と体が調和するセラピーを大切にしているヒーリングサロン朝霞の西野貴丈(たかひろ)です。

 

 

今回は、エンタイビオ2回目の投与についてお伝えします。

エンタイビオ1回目の投与についてはこちらをご覧ください。

参考記事:【クローン病】エンタイビオ投与開始 - ヒーリング・サロン・ルオント朝霞のブログ

 

エンタイビオ2回目の投与は、初回から2週間後になります。

 

2回目の投与の前に、初回エンタイビオの効果はこちらです。

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炎症が落ち着いています。

この期間、食事は基本的にお粥、脂質の少ないタンパク質、エレンタール3本が1日の基本の食事をしていました。

 

2回目の投与では、点滴中の間は途中から目が覚めて少し息苦しく感じました。

 

まだ2回目ですがエンタイビオの効果を実感することができました。

 

炎症が落ち着いてきたら、栄養吸収もしやすくなってくると思うので、少しずつ白米へ切り替えて栄養をとっていきたいと思います。

 

2022年2月に退院してから約1年間は寛解を維持してきました。

再燃してショックな気持ちと、自分を責めてしまう気持ちがどうしても湧いてきます。

体調が悪いと前向きになるのは難しいですが、少し炎症が落ち着いたことで、気持ちはホッとしました。

前向きな気持ちを目指す、完璧に健康な体を目指しす、という現実からかけ離れた事を考えると自分には無理だ〜って自己嫌悪になり苦しくなります。

現実を素直に認め、少しでもホッとして安心すること、労わることで自分に優しくなる時間を持ちたいと思います。

心が落ち着けば必ず体も心に同調してくれると信じて。

 

 

施術では、自然治癒力を高め心と体が調和するセラピーを大切にしていますが、状態によっては西洋医学にしっかりと頼っています。

大切なのは今の自分にとってどちらか良いかを自分で判断して信じることです。

 

体調を戻して、明るい気持ちで今後の施術を行っていきたいと思います。

 

 

健康でやりたいことができる豊かな暮らしになりますように。

 


健康の悩みがある方は、質問、コメントをお待ちしています。

 


難病を乗り越えたセラピストが、ヨガ、足もみ足つぼ整体、音叉セラピー、アーユルヴェーダで、自然治癒力を引き出し心と体が調和するセラピーを行っています。

もう1人の自分と向き合うこと

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クローン病の定期通院をして感じたことをまとめました。

 

 

目次

  • 現状を自覚すること
  • 現状を受け入れることからスタートすること
  • 自分に合った目標を立てること
  • 望まない現実を見て、少しホッとすることをする
  • ゆっくりと味わう時間を大切に
  • まとめ

 

 

現状を自覚すること

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エンタイビオという新しい投薬を始めた時に看護師さんにクローン病のこと、自分の悩みを聞きました。

僕の体は、小腸を1m摘出しているのと、小腸に炎症があるため食べたものをそのまま吸収することができません。小腸が短いので良くて摂取カロリーの半分くらいと言われてます。エネルギーを摂るためにたくさん食べると炎症を起こしてしまいます。

栄養状態は常に枯渇しています。

見えない出血と栄養吸収ができないので極度の貧血が続き、毎月点滴で鉄分補給、筋肉注射で貧血に効果のあるビタミンB 12をしなければいけません。

薬を飲み続け、必要に応じてエレンタールという栄養剤を飲みます。

食事に気をつける、トイレの不安、運動もできないなどいつも体の不安でいっぱいです。

普通に食事して栄養吸収して、健康でいたいという夢を約20年前から持っていましたが、現実は違います。

看護師さんから「重症ですね」と、言われた言葉が頭から離れません。自分では健康でありたいと思っていましたが採血等の検査結果から見ると重症です。

嫌だと思ってもこれが今の自分の健康状態です。自分の状態を自覚することがまずは大切だと思いました。

 

 

現状を受け入れることからスタートする

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今の健康状態を受け入れようと思ってもなかなか受け入れられません。

検査結果、体調と向き合うたびに現実から目を背けたくなり、受け入れ踏み出すことを繰り返してきました。

健康でいる人と比べたり、健康でないと思ったりすると気持ちは苦しくなります。

健康な人が100点だと、自分の体は減点で、ダメなところばかりきになり卑屈になります。

でもこの体、健康状態が自分なのです。

現状を受け入れることが、辛くなることもありますが、自分に優しくなり現状を認めてあげることで少しずつ受け入れることができました。

自分を受け入れることで、新たなスタートを踏み出すきっかけになります。

 

 

自分に合った目標を立てる

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現状を受け入れることは、自分の現在地を知ること。現在地を知ったら少しでも良くなる方へ目標を立ててきました。

  • 毎日休まず通勤、仕事ができること
  • 家族と過ごす時間を大切にできること
  • 1日元気に過ごせること
  • 食事が摂れること
  • 採血結果が良くなるように食事に気をつけること

健康な人には当たり前なことが大きな目標になります。普通の1日を過ごすことが何よりも大切な時間です。

 

今まで失敗したことは、

  • 体重を増やそうと食事を増やす
  • 筋トレ、ランニング等運動をする
  • 一般的な栄養学を取り入れる
  • 健康のためには運動をする
  • 睡眠時間を割いて学ぶ、好きなことをする
  • たまには、今日は、と言い訳をして食事を緩める
  • プロテインを飲む
  • おやつにナッツ
  • 米食
  • 16時間断食

等、一般的に良いと言われることを試しては体調を崩す等の失敗を繰り返してきました。

自分の体と心を無視して外の情報を鵜呑みにして自分に合う合わないを見極めないと不調という形で足止めをくらいます。

体と心に素直になり、心地よさを大切にすることが目標を立てる上で大切なことだと思います。

頑張る、無理する、極端等自然な状態ではないときは必ずストップがかかります。

 

 

望まない現実を見て、少しホッとすることをする

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病状が悪化すると、どうしても自分を責めてしまいます。

何で自分だけ、病気の原因、毎日気をつけているのに調子を崩した理由、採血結果が良くならない、炎症が下がらない等。

原因を探り、自分を責めたり否定したりしてしまいます。

原因を探しに思考が過去に向かうと自分を責めるスパイラルから抜け出せません。かといって元気だ、健康だと体を無視して思考だけ無理矢理前向きになったところで、不調をにんしきしているわけですこら余計自分を苦しめます。

今、少しだけ安心できること、気持ちがホッとすることを探してリラックスすることを見つけます。通院して栄養を補給する、何も考えない、休む、布団にいる時間を長く取る、とにかくダラダラする等今湧いてくる思考と感情を素直に受け入れて自分を労わります。

生活にしても、食事にしても、頭の中のこうあるべき、時間がないから、しなきゃいけないと決めつけていることは自分を苦しめます。

望まない現実は、今までの自分のやり方はちょっと違うよ〜というサインかなと捉えるようにしています。

 

ゆっくりと味わう時間を大切に

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体調を崩すと今まで通りのスピード、健康な人と同じスピードで過ごすことはできません。

だからこそ、今できること、今あることに目を向けるチャンスです。

いつもだったら〜しながら◯◯をしているところを、1つ1つ丁寧にゆっくりとその時を味わうようにします。

味わってご飯を食べ、お茶を飲み、歯を磨き、片付ける、家族と接する。

味わうということはそのことだけに集中するということ。体も心も今ここに存在するということです。体はここにいても、頭の中は別のことを考えているってことはよくあると思います。

健康も同じです。クローン病で小腸が調子悪くても、小腸以外で健康なところはたくさんあります。調子が悪いところは労わり、調子が良いところにも目を向けて今あるものに感謝の気持ちを持ちます。

人と比べず、今の自分、今ここにあるものに目を向けて良いところを見てみよう、感謝してみよう。

痛みや不調は今を大切にしていないから、今この時を大切にしなさいよというサインだと思います。

 

まとめ

これをしていればこの結果が出るという確証はありません。いつも自分と対話して内なる自分は何を求めているのか気持ちを聞いてあげることが大切です。

起きたことに対処するのではなく、結果を振り返り、気づきを次に活かすことは大切なことだと思います。

行動レベルでよくしようとするのではなく、行動をする前の思考、感情、概念を整えて行動を起こしていきたいと思います。

 

 

健康でやりたいことができる豊かな暮らしになりますように。

 


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【クローン病】エンタイビオ投与開始

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伝統医療、東洋医学、自然療法の知恵で心と体を整え、自分らしく生きるためのセラピーをしています。

 


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今回はクローン病の治療で、エンタイビオを投与開始したのでお伝えします。

 

目次

  1. エンタイビオとは?
  2. 投与の判断
  3. 当日の流れ
  4. 副作用は?
  5. まとめ

 

 

 

1.エンタイビオとは

クローン病患者さんの消化管では、免疫にかかわるリンパ球が必要以上に消化管の組織に侵入し炎症を引き起こしていると考えられています。エンタイビオは、炎症を引き起こすリンパ球が消化管に入りすぎないようにする新しい作用機序のお薬で、腸管での炎症を選択的に抑制します。

 

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引用元URL:https://entyvio.jp/cd/about_entyvio/index.html

 

2.投与の判断

2022年11月採血結果

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2022年12月採血結果

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2023年1月採血結果

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2023年3月採血結果

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最近の治療の経過は、

2021年12月検査入院。

2022年2月出血多量のため意識を失い緊急入院で輸血、検査。

2022年10月大腸検査入院。

2022年はペンタサ、ゼンタコート、エレンタール1本/日、食事に気をつけてきた結果、炎症がCRPは基準値、LRGも基準値近くまで下がりました。

 

2022年2月頃からLRGの炎症値があまり下がらず、深い炎症が続いていました。

薬と食事で様子を見ましたが、3月で炎症が落ち着かなかったらエンタイビオを投与しようと判断しました。

 

3.当日の流れ

私が通院している病院では、採血用のスピッツをもらい、点滴をする処置室へ向かいました。

初回は主治医の診察を受け、了解を得たら点滴の針を入れて、エンタイビオを準備する間、約30分待合室で待ち、その後30分の点滴をします。

 

4.副作用は?

投与中、投与直後

息苦しい、じんましんがでる、皮膚が赤くなる、発疹が出る、血圧が変動する、心拍数が増えるなど。

 

投与後

感染症にかかりやすくなる。

 

このような副作用の可能性があると言われていますが、私は特に副作用は現れませんでした。

 

 

5.まとめ

エンタイビオ投与後の変化は、

・37℃台の微熱が減り36℃台のを維持できるようになった。

・夜中の便が漏れなくなった。

・夜中に便に行かなくなった。

・体も比較的楽に感覚。

・お腹が空く、お腹が鳴る。

・1日元気に過ごせる。

と言った感覚があります。

 

投与後の採血結果等は改めて報告したいと思います。

 

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【クローン病】2023年1月と3月の採血結果

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今回はセラピスト西野貴丈のクローン病定期通院・採血結果についてお伝えします。

 

目次

  1. 1月の採血結果
  2. 3月の採血結果
  3. 振り返り
  4. 今後の治療
  5. まとめ

 

 

1.  1月の採血結果

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2.  3月の採血結果

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3.振り返り

総蛋白、アルブミン亜鉛、鉄、赤血球、ヘモグロビンなど大きく数値が下がっています。

炎症を示すCRP,LRGは上がっています。

 

数値で見ると確実に状態は悪化、再燃しています。

 

1月から3月にかけて何があったか振り返ってみたいと思います。

 

振り返り
  • 食事の変化は無し。
  • 朝は白米200g、納豆、汁物。
  • 午前の完食にエレンタール
  • 昼は白米200g、汁物
  • 午後の完食に手作り甘酒酒、ゆで卵、小さいおにぎり
  • 夜は鶏肉や魚などの主菜、白米はお腹の空き具合により
  • 斜視の手術を受けた。
  • 少し筋肉痛になる強度の運動を開始。
  • 3月は年度末で仕事が忙しかった。
  • 通勤で1日8000〜9000歩歩いた。
  • 学んだ情報を鵜呑みにしてそのまま実践した。

 

 

体調で現れた症状
  • 微熱
  • 大きな口内炎ができた
  • 胸が苦しい
  • 午後すごく眠くなる
  • 目の奥が痛い
  • 頭痛
  • 腹痛
  • 夜中に便が漏れる
  • 夜中に便が出る
  • 体が重い
  • 舌苔の量が多い
  • お腹が鳴るほど空かない
  • 甘いものをたくさん食べたくなる

 

振り返ると色々な変化と体調を崩すサインがありました。

特に、斜視の手術を受けた、3月は年度末で仕事が忙しくストレスがあった事。

学んだ情報を鵜呑みにしてそのまま実践して少し筋肉痛になる強度の運動を開始した事、通勤で徒歩を増やして1日8000〜9000歩歩いた事は体にとって負担だったと思います。

 

大切なことは、情報を鵜呑みにする癖があるので、本当に自分に合っているかを見極める事、体が求めている事をを感じ取ることです。

 

 

4.今後の治療

約1年間ゼンタコートを続けて、LRGの数値が基準値近くまで下がりましたが、また数値が上がり深い炎症が続いていること、基準値を維持してきましたがまたCRPも上がってしまいました。

炎症が深く続いていて栄養状態も下降気味なので、エンタイビオという点滴の治療を行うことになりました。

 

 

5.まとめ

体調不良を起こした時は、不調に気づく事ができます。しかし、食事を減らしたり、よく眠れば大丈夫だろうと自分で判断をすると、最終的に体調を崩します。

 

体調が良くなったとしても、体調不良の状態に体と頭が慣れてしまっているだけです。

不調を感じたらすぐに正しい処置をすることで、悪化させずにすみます。

 

今回の気づきは、自分の思考の癖を改めて見つめ直す必要がありました。僕は体の反応より外からの情報を頭で刺激を受けて、その時の自分が正しいと思い込んでしまいます。

クローン病の体は世の中で言われている食事、健康法は全く通用しません。自分の体が本当に喜ぶことを大切にする必要があります。

 

今大切にするべきこと、自分の体を丁寧に扱うことにもう一度目を向ける時なのかなと思います。改めて体と心を大切にしないと、悪化、最終的に手術をするまで、「体を大切にすることに気づきなさい」というメッセージを受け取り続けることになるので、気づきを大切に自分自身を改めたいと思います。

 

 

 

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斜視の手術を受けました

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今回は、セラピスト西野貴丈(たかひろ)が斜視の手術を受けたことについてお伝えします。

斜視に悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 


目次

  1. 斜視とは
  2. 発症当時
  3. 症状の経過
  4. 斜視の判明
  5. 治療の経過
  6. 手術の決断
  7. 手術までの準備
  8. 手術の流れ
  9. 手術後の経過
  10. 目の使い方の注意点
  11. まとめ

 

 

 

1.斜視とは

引用

内斜視とは、右眼か左眼どちらかの視線が内側に向かっている状態です。両眼が外に動くことができない場合には、両眼が内側に寄り、顔をどちらかに回して片方の眼で見ています。発症の時期、原因、調節性の有無、斜視角の程度、変動などが分類の基準となっています。

原因は遺伝、解剖学的原因、筋肉の異常、神経系の異常など諸説ありますが、はっきりとしていません。

引用元:内斜視 | 日本弱視斜視学会

 


2.発症当時

25歳頃から目が疲れると視界が二重に見える(複視)ようになりました。

目の使いすぎによる、疲れ目だと思い目の周りをマッサージしたり、温めたりしていましたが、改善されませんでした。

 

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引用元:斜位・斜視でお困りの方 | 日本 | ジョイビジョン奈良/OPT MATSUMOTO/橿原市メガネ

 


3.症状の経過

最初に通った病院では、斜視と診察されず脳に異常があるかもしれないと言われ、脳のMRIを撮りましたが異常はありませんでした。

その後、複視はひどくなっていきました。目の奥の筋肉を握り締められているような痛み、後頭部を引っ張られるような頭痛、肩凝り、首凝り、酷い眠気といった症状がありました。


4.斜視の判明

発症から約6年後目の周りの鍼治療に通いました。鍼の先生が眼科に詳しく、二重に見えるのは斜視が原因かもしれないと教えてくれました。都内で斜視に詳しい眼科を紹介してもらいました。

そこで診察を受けて初めて斜視と判明しました。

斜視の検査は特殊な検査をするため、ちゃんと検査をしてもらえる眼科でなければ正しく診察されません。

私の場合、見た目では斜視とはわからない目の傾き具合だったので、見当違いの検査を受けて原因不明、目の疲れと診察されました。

 


5.治療の経過

斜視で視界が1つに見えるようにするには、プリズムレンズのメガネをかけることと言われました。

発症してから約6年間二重に見える苦しい状態だったので視界が1つに見えるのは本当に嬉しかったです。

当時、プロサッカーコーチとしてグラウンドに立っていたので、眼鏡をかけて指導をするのは少し抵抗がありました。

 


6.手術の決断

斜視の診察後、約9年プリズムレンズの眼鏡を使用してきました。年々斜視の角度が悪化して、メガネのプリズムレンズを6まで使いましたが、眼鏡では調整ができなくなり手術を受けることになりました。

当時の左目の角度は内側に6度傾いていて、遠くを見ても角度が内側を向いたままでした。

 

 

 

7.手術までの準備

手術の日が決まり、約2ヶ月前からプリズムレンズの眼鏡を使用することができませんでした。

プリズムレンズの使用を止めることで、本来の目の角度に戻すためです。

その時から普通の近視用の眼鏡を作り、プリズムレンズの無い生活なので二重に見える世界のスタートです。この準備期間が本当に大変でした。通勤は電車、仕事は事務職で職場でも理解を得られたのは幸いでした。

車通勤、体を使う仕事だったらどうしていたのだろう?と不安になります。

手術1ヶ月前に採血、心電図、目の角度等の検査をします。

手術2週間前に最終外来で、検査と手術の流れの説明を受けました。

入院の2日前にPCR検査用の唾液を提出します。

手術の内容は、左内側の筋肉を剥がし後ろにずらして目の角度を調整します。左目だけで調整ができない場合は右目の内側の筋肉も剥がして調整をすると説明を受けました。

私はクローン病も患っているので病院食をIBD食の、常食にしてもらいました。

社会保険に加入をしている人、限度額認定の手続きも忘れずにしてください。

 

IBD食にして頂きました

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8.手術の流れ

入院は3泊4日でした。

1日目は、入院生活と手術のスケジュールの説明。

2日目は、朝食は無しで外来が始まる前に目の角度の確認の最終診察。その後、午前中に手術となりました。

足の裏に名前を書き、手術服に着替えて、看護師と一緒に手術室に向かいます。

手術室の看護師へ担当が代わり、手術内容の最終確認をして手術室の前で待機します。

準備が整うと手術室に入り、ベッドに横になります。

目以外は布で覆われ手足を固定して、点滴を繋ぎ、血圧計、心電図の装置をつけます。

目薬の消毒、麻酔を数回します。

麻酔が効くと、左側を見続ける指示があります。左目の内側の筋肉をハサミのようなものでパチンと切る音がします。軽い鈍痛があり左を向いているのが少し辛い感じがありました。天井を見て視界が1つになっていることを確認すると、目の筋肉を固定します。

手術自体は約20分くらいであっという間に終わりました。

ガーゼで目を覆い、看護師の押す車椅子で病室へ戻りました。

 

手術前

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手術直後

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手術翌日

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9.手術後の経過

病室に戻ってからはガーゼを外さない、頭からシャワーを浴びないこと以外は制限はありませんでした。

痛みも全くなく、食事も普通通りに摂ることができます。

痛み止めの飲み薬をもらいましたが痛みは全くなく飲むことはありませんでした。

手術の翌朝、ガーゼを取り視界が1つに見えるのに感動をしました。

遠くまで1つに見える世界は約15年ぶりです。

2種類の目薬を1日4回さすこと、1週間は目に水が入らないこと以外は制限はありません。目の充血は1ヶ月くらい続くます。

退院1週間後に術後検診で目の角度等の検査と診察をうけます。

その後約3ヶ月後に改めて検査と診察があります。

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10.目の使い方の注意点

近くを見るときは30cm以上離してみること。パソコンやスマホ等近くを見ることが多い場合は30分に一度遠くを見て身を休ませること。

近くを見続けると内側を向く筋肉か固まってしまうので、遠くを見て目を外に広げる筋肉を使うことが大切とのことです。

 

 

11.まとめ

斜視発症から手術までの経過についてお伝えしました。

斜視でお悩みの方、手術を受けるか悩んでいる方、これから手術を受けるのに不安を感じている方の参考になれば幸いです。

 

 

 

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消化力はお腹にある火の神様の力

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今回はアーユルヴェーダの食事の消化力についてお伝えします。

 

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アーユルヴェーダでは、消化力のことを「アグニ」と言います。

アグニとは「火」という意味でインドの火の神様の名前でもあります。

 

古代インドの考え方では、「お腹の中にアグニの神様がいて、消化の火を燃やしている」と考えられてきました。

 

火は変換する力を持っています。

自然界では木を燃やし、炎、熱、煙、灰などを生み出します。

私たちの体の中でも同じように糖、タンパク質、脂肪、ミネラルなど様々な栄養素を体に取り込み、消化酵素の力で吸収しやすいものに変換することが消化の本質です。

 

実際に消化酵素の働きを効果的にする方法は、火を扱うのと同じです。

 

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消化酵素は体温より低い温度ではうまく働きません。

水をかけると火が消えてしまうように、冷たいものを飲んだり、食べたりすると消化の火(アグニ)も弱まり、消えてしまうのです。

 

逆に、かまどに薪をぎっしり詰め込んでしまっても、火はうまく燃えません

お腹いっぱい食べすぎると消化の火(アグニ)が働きません。

 

古代インドでは「お腹のアグニの神様に供物を捧げるように食事をしなさい」と言い伝えられています。

 

消化の神様に冷たい水をかけるのは失礼なので、食事の前後には冷たいものを飲み食いはしない。

 

古いものは残り物を差し上げるのは失礼なので、新鮮なものを食べる。

 

食べられるものをかまわず差し上げるのは失礼なので、栄養のある新鮮なものを食べる。

 

消化の火は弱すぎても強すぎてもいけません。

 

普段の食事で、お腹にいる消化の神様を意識することで食事の量と質に気をつけるようにしましょう。

 

参考記事:体に毒素が溜まってませんか? - ヒーリング・サロン・ルオント朝霞のブログ

消化が正しくできないとアーマ(毒素)が溜まり病気の元が生まれてしまいます。

 

 

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手の不思議

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今回は手の歴史を学んだのでお伝えします。

 

目次

1,手の歴史

2,手と脳の関係

3,手と感情の関係

4,まとめ

 

 

 

1,手の歴史

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動物の進化を辿ると、元々海にいた生物は、陸で生息するようになると、骨が固く発達して、水をかいていた胸びれが前足になりました。

その後、歩行をするようになり人間の腕、手になったと言われています。

 


同じ哺乳類のコウモリは、胸びれが翼になりました。

 


人間は、手を使うことで脳が発達し、発達した脳で高度なものを開発し、さらに複雑な手の動きをするようになりました。

 


例えば、火を起こす、狩の道具を作り使いこなすといったことから手を使い、感覚を磨き、知恵をつけていきました。

現代ではコンピュータを作るなど手と脳の進化は目を見張るものです。

 

 

 

2,手と脳の関係

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赤ちゃんは、とにかく手をよく動かし、興味があるものは何でも触れます。人はまず触れることで外の世界を知覚して情報を集め、知恵を発達させていきます。

 


手と脳の関係は強いため脳梗塞など脳のリハビリをする時には手の動きから始めます。

 


思考の整理など考えていることを客観的に見たり、感情を整理する時もパソコンなどに入力するよりも効果的と言われています。

 


3,手と感情の関係

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手は感情とも深く結びつきがあり、最も親しい人に手を握られると愛情を感じられます。

 


右手は脳の支配を強く受けていると言われ、左手は自然や自分以外の対象物に合わせる柔軟性を持っていると言われています。

 


利き手に関係なく左右の手には性質があるので、子供と手を繋ぐときは左手を握ってあげると安心して身を委ねてくれます。

 

 

 

4,まとめ

手は片手に27の骨で構成されています。

手は、脳と感情と深い結びつきがあるので、手を緩めることで脳と感情を緩めることができます。

今回は手の歴史、脳と感情とのつながりについてお伝えしました。

 

 

健康でやりたいことができる豊かな暮らしになりますように。

 


健康の悩みがある方は、質問、コメントをお待ちしています。

 


難病を乗り越えたセラピストが、ヨガ、足もみ足つぼ整体、音叉セラピー、アーユルヴェーダで、自然治癒力を引き出し心と体が調和するセラピーを行っています。