深呼吸の効果

あなたは普段呼吸に意識を向けた事がありますか？

自分の呼吸の深さがどれくらいか知っていますか？

ヒーリングサロンルオント朝霞のヨガのクラスでは、ポーズを取ることと、意識的に呼吸して、ポーズと一致させる事を大切にしています。

普段から無意識でしている呼吸ですが、意識的に呼吸をする事が、なぜ必要なのでしょうか。

呼吸が深いと人生が豊かになります。

呼吸の大切さを一緒に見ていきましょう。

人はなぜ呼吸をするのでしょうか？

それは、酸素を全身に取り込むためです。

全身の細胞が酸素を必要としていて、人の体は酸素をエネルギーとしているのです。

体の中で最も酸素を必要としているのは脳です。

脳は、体重の約2%しかないにもかかわらず、約20%のエネルギーを使うと言われています。

呼吸が浅いと、脳に酸素が行き届かないのは想像がつくはずです。

普段の無意識の呼吸で、一回約500mlの酸素の入れ替えがあり、それを意識的に深呼吸をする事で、約1000mlの酸素の入れ替えにする事ができると言われています。

つまり、私たちの無意識の呼吸では、肺の機能を十分に使えていないということになります。

現代社会では時間が空けばスマホ、仕事ではパソコンというライフスタイルでは、常に首が前に傾き、肺が潰れているため、呼吸が浅くなっているのです。

姿勢が崩れ、呼吸が浅くなり、脳が酸欠だとどんな影響があるのでしょう？

疲れを感じるのは、肉体ではなく脳が疲れたと先に判断すると言われています。

脳が酸欠で疲れると、イライラ、集中力がもたない、焦り、不安などのネガティブな状態になります。

意識的に呼吸を深くすることで、脳が活性化し、脳の機能を使えるようになります。

脳に酸素が周り活性化すると疲れにくい、イライラしない、集中力上がる、モチベーションがあがる、代謝あがる、血流が良くなる、血液が酸素を全身に運ぶ肩こり、内臓活性化などのポジティブな状態になります。

呼吸を深くするだけで、これだけポジティブな効果があるのです。

生きてきた分だけ、無意識に呼吸をしてきたのですから、そう簡単には呼吸の深さを変えることはできないと思います。

だけど、1日の中で少しだけでも呼吸に意識を向けて、深くすることができれば、より豊かな日々に変えていくことができると思います。

最後に1人で簡単にできる簡単な呼吸法を紹介したいと思います。

腹式呼吸です。

1、姿勢を正して、耳の下を上に引き上げるように背骨を伸ばして、骨盤が傾かないように真っ直ぐ座ります。

2、目をつむり、手をお腹に当てて、鼻から息を吸います。

3、息を吸った時に、手のひらがお腹の膨らみに押されるのを感じます。

4、鼻から息を吐く時、お腹がへこむのを手のひらで感じながら、長く細く息を吐きます。

最初は、お腹が動かない、呼吸が浅い、他のことが頭の中をぐるぐるまわるなど、意識的呼吸をすることは難しいと思いますが、練習を重ねていくと、少しずつ呼吸を深くなっていくのを感じることができます。

意識的に深呼吸をするだけで、心も落ち着いて、リラックスするのを感じられるはずです。

何気なくしている呼吸を、少しでも大切にして豊かな日々にしていきましょう。