小腸の役割(クローン病の小腸)
こんにちは。
健康で自分らしい豊かな暮らしを提供することを目指しています。
ヨガ、足もみ足つぼ整体、音叉セラピー、アーユルヴェーダで、自然治癒力を引き出し心と体が調和するセラピーを大切にしています。
ヒーリングサロン朝霞の西野貴丈(たかひろ)です。
今回は小腸についてお伝えします。
2004 年(21歳)に難病指定のクローン病を小腸に発症しました。クローン病との付き合いは19年になります。
口から肛門に症状が出ますが主に小腸に炎症・潰瘍が起きて、発熱、下痢、ガスが溜まる、急な便意、便秘、疲れやすい、倦怠感、栄養吸収ができないなどの様々な症状があります。
発症してから栄養吸収が出来ず血液の栄養状態も健康な人の基準値までいきません。
2021年から本気で健康になりたいと決めてから、やっと体のこと、病気のことを学ぼうと決心がつきました。向き合うまで随分と時間がかかりました。
今回はクローン病の病変が多く出る小腸についてお伝えします。
健康な人も体のことを知るきっかけにしてみてください。体のことを1つ知ると、食事から何を取り込むか考えるようになります。
体のこと自分のことを知ることが健康への第一歩ですよ!
目次
1,小腸の役割は?
2,小腸の長さは?
3,小腸の主な栄養吸収部位は?
4,私の小腸は?
5,まとめ
1,小腸の役割は?
-
食べ物を消化
胃で消化した食べ物を栄養吸収できる状態までさらに細かく消化をします。
消化酵素を出して、タンパク質はアミノ酸に、炭水化物はブドウ糖といった栄養素に分解します。
-
栄養を吸収
消化された栄養を吸収します。
-
ウイルスや病原菌と戦う
腸は最大の免疫器官と呼ばれていて、免疫細胞の約7割は、腸に生息しています。栄養と一緒にウイルスなどを吸収しないように腸内の免疫細胞が闘っているのです。
クローン病はタンパク質、食べ物を異物として攻撃してしまい、腸内の炎症を引き起こしてしまいます。
2,小腸の長さは?
小腸は「十二指腸」「空腸」「回腸」からなっていて、長さは約6mあります。
十二指腸は約25-30cm、空腸は約2.5m、回腸は約3.6mとわかれています。
小腸を広げるとテニスコート1面分=約200平方メートルもの表面積があるといわれています。
ちなみに大腸を広げると、テニスコート半面分=約100平方メートルです。
3,小腸の主な栄養吸収部位は?
クローン病ってなんだろう?より引用
東京山手メディカルセンター高添正和著
横浜市立大学附属市民医療センター国崎玲子著
EAファーマ株式会社より
-
小腸上部(十二指腸、空腸)
糖質、タンパク質、ビタミン、微量元素(鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、コバルト、 クロム、セレン、モリブテン)が吸収されます。
-
小腸下部(回腸)
ビタミン B12 、胆汁酸(油)が吸収されます。
-
小腸全体
食べ物の消化液として水は1日に約9Lが消化器官に入り、その85%が小腸で吸収されます。残りの15%は大腸で吸収されます。
4,私の小腸はというと?
大腸と小腸の繋ぎ目から胃の方へ1m切除しました。発症から10年で腸閉塞は20箇所以上もありました。
切除した箇所(回腸末端部)はビタミンB12、胆汁酸(脂肪の消化吸収を助ける)を吸収するところです。
発症当時は、脂質の多い食事、スナック菓子が大好きだったので、胆汁酸が関係する回腸末端部に発症したと思われます。
ビタミンB12は赤血球を作る栄養で足りないと貧血の原因になります。
回腸末端部を切除しているから貧血改善に必要な栄養素が吸収できないのだとわかりました。
小腸に炎症、潰瘍があると水分の吸収も悪くなり、下痢になるのです。
5,まとめ
今までは、採血結果を見て落胆、悪化して病気の自分を責めて、落胆、他人の健康を羨み、自責等の気持ちで過ごしてきました。
自分の体を知りたい、知ろうという前向きな気持ちで、自分を知ることで、体が喜ぶことは何?心地よいことは何?と好きな人のことを知り、喜ばせたいと思うように前向きな気持ちで少しずつ向き合えるようになりました。
ちゃんと向き合ってあげることでまずは1年間寛解期を維持できて、気持ちも前向きになってきました。
病気では無いけど何か調子がイマイチという人は体が悲鳴を上げる前に体と向き合い労ってあげてくださいね。体はいつもサインを出してますよ。僕は体の声を聞かないで難病になってしまい、病状が出てから健康を取り戻すのは本当に大変です。
今回はクローン病と小腸のお話でした。健康な方には難しい話になってしまったかもしれませんが、健康意識が高まったら嬉しいです。
是非、次回の健康情報も楽しみにしていてくださいね。
みなさんの心と体が健康で、やりたいことができる豊かな暮らしになりますように。
健康の悩みがある方は、質問、コメントをお待ちしています。
難病を乗り越えたセラピストが、ヨガ、足もみ足つぼ整体、音叉セラピー、アーユルヴェーダで、自然治癒力を引き出し心と体が調和するセラピーを行っています。